顧問先の店舗では開店当初よりUSENのUレジを使用しています。消費税の軽減税率の導入に伴うキャッシュレス・消費者還元事業に参加することを決め、キャッシュレス決済を始めることになりました。
現金以外の売上高を管理しなければならなくなったので、これを機会にUレジの売上データの内容を確認することにしました。
この店舗では日々の売上をその都度入力しているので必要はありませんが、Uレジから売上データをダウンロードし、Excelで弥生会計への入力用データを作成する仕組みを作りました。
売上データの形式と抽出する項目
Uレジの売上データをダウンロードするには、UレジFOODの管理画面を使用します。
管理画面は顧問先の方に操作してもらいましたが、「情報分析」メニューの「その他の分析」を選択し、「レジクローズ情報」タブを選択します。
これで表示されたデータの内容をCSVファイルにダウンロードすることができます。
データの中身を確認してみると、1行目に項目名があり、2行目に月間の合計が表示されていて、3行目から日毎に集計されたデータが表示されています。
10%の標準税率の売上高、8%の軽減税率の売上高、現金での支払額、クレジットカードでの支払額、PayPayでの支払額が既に表示されていますので、Excelで集計する必要はありません。
TERAOKA、Airレジ、Uレジの3つのデータの中では一番わかりやすい形式だと思います。
Excelのファイル(xlsmファイル)のダウンロード
使用方法
Uレジのレジクローズ情報のCSVファイルを「export.csv」というファイル名でコピーして、Excelのファイルと同じフォルダに保存して下さい。
マクロ「csv_open」を実行すると「export.csv」ファイルを開きます。
マクロ「export_henshu」を実行すると、データから不要な列を削除します。
マクロ「export_date」を実行すると、(WS)data上に(WS)exportの内容をコピーして、日付のデータを弥生会計で扱える形に修正します(日付に曜日が付加されているので、曜日を外します)。
(WS)dataのF列、G列、H列のタイトルは、これをそのまま弥生会計の「売掛金」の補助科目名として使用します。
入力用売上データの作成
マクロ「uriage_shukei」を実行すると、「uriage.csv」と言う名前で
- 8%、10%それぞれの日別の売上高を計上する
弥生会計の入力用データ(売上)が作成されます。
「現金売上の税率別の内訳」や「クレジット売上の税率別の内訳」といった「支払方法ごとの税率別の内訳」はわかりませんので、8%・10%の売上を計上する際には借方の勘定科目をいったん「仮払金」等にしておきます。
マクロ「furikae_shukei」を実行すると、「furikae.csv」と言う名前で
- 現金売上の金額については「仮払金」から「現金」へ振替
- クレジットカード・ポイント等の売上の金額については「仮払金」から「売掛金」へ振替
を行うための弥生会計の入力用データ(振替)が作成されます。
お願い
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改善に取り組みたいと思います。