作成の動機
会計事務所等で利用しているJDLの税務システム内に「Client File Manager」というシステムがあります。
「Client File Manager」では、メニューから「マスタ操作」~「汎用データ出力」を選択することで、全社(顧問先)の会社基本情報をCSVファイルに出力することができます。
しかし、例えばこの会社基本情報を「会社基本情報.csv」というファイル名で保存して、そのCSVファイルをExcelで開くと、問題が起きます。
1つ目の問題は、「利用者識別番号」(Excelで開くとAX列)の末尾が全部「0」になってしまうことです。これは、
- CSVファイルをExcelで開く場合、数字の項目は「数値」として読み込む。
- Excelは16桁以上の数値は扱えない。
ということの結果のようです。
文字列であれば、Excelのセルには32,767 文字まで入力でき、そのうち 1,024 文字までがワークシートに表示されるそうです。
→ Excel のセルに桁数の多い数字を入力すると最後の桁がゼロに変更される
この問題は、利用者識別番号の項目を「文字列」で読み込めば解決します。
2つ目の問題は、各項目の文字の後に不要な空白が入っていることです。この空白のせいでデータの取り扱いがうまくいきません。
そこで、会社基本情報のファイルを書かれている内容の通りに読み込んで、各項目の空白を削除するExcelのマクロを作成しました。
Excelのファイル(xlsmファイル)のダウンロード
こちらです。→ kaisha_kihonjoho.xlsm
使用方法
マクロが動作するための前提は、Excelのファイルがあるのと同じフォルダに、会社基本情報のファイルが「kihon.csv」という名前で保存されていることです。
マクロ「csv_open」で、「kihon.csv」ファイルを読み込み、マクロ「space_del」で各項目の後に入っている空白を削除します。
お願い
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改善に取り組みたいと思います。