ノートパソコンでe-Govを利用しているときにマイナンバーカードを認識できない

初めてe-Govを利用するノートパソコンで、マイナンバーカードで署名をしようとしたところ、マイナンバーカードを認識できない、ということがありました。

次のようなメッセージが出ます。

ここで「OK」をクリックしても先に進みません。

正しくマイナンバーカードを認識した場合には次のメッセージが出ます。

いろいろと試行錯誤しているうちに認識できるようになっていました。

どうして認識できなかったのか、はっきりとした理由は今となってはわかりません。

Remminaを使用している場合

ローカル・・・UbuntuでRemminaを使用

リモート・・・Windows10でe-Gov電子申請を使用

という環境で利用している場合、リモート側にカードリーダーを接続してローカル側から操作してもカードリーダーを扱うことができません。

この場合には、ローカル側にカードリーダーを接続し、Remminaの「リモート接続プロファイル」の「高度な設定」で、「スマートカードを共有する」にチェックを入れておく必要があります。

カードリーダーのドライバのインストール

私はSCR3310-NTTComを使用していますので、そのドライバをダウンロードしてインストールしました。

ICカードリーダライタ(SCR3310-NTTComの主な仕様/ダウンロード) | NTTコミュニケーションズ 法人のお客さま
国税電子申告・納税システム(e-Tax)に代表される公的個人認証サービス(個人番号カード/住民基本台帳カード)や、PCセキュリティのICカードによるログイン認証、PKI等に利用するときに必要な機器です。

カードリーダーの動作確認

「公的個人認証サービス ポータルサイト」から「利用者クライアントソフト」をダウンロードしてインストールしました。カードリーダーの動作確認はこれを使って行いました。

Windowsをご利用の方 | 公的個人認証サービス ポータルサイト
公的個人認証サービスとは、電子証明書などの安全性が高い技術を利用し、他人によるなりすまし申請や電子データが通信途中で改ざんされることを防ぐための機能を、安い費用で提供するものです。

「証明書をみる」のところの「自分の証明書(U)」や、「動作確認(S)」を使って、マイナンバーカードが正しく認識されているかどうかを確認することができます。

gBizIDプライムのアカウントを使用する場合

e-Gov電子申請で法人の申請を行う場合、電子署名には法人の電子証明書の代わりに法人の代表者のマイナンバーカードを使用することができます。

https://www.nenkin.go.jp/faq/denshi/denshishinsei/e-gov/2020040118.html

また、e-GovのアカウントではなくgBizIDプライムのアカウントを作成してそれでe-Govにログインすれば、一部の手続きで電子署名自体を省略することができます。例えば、

  • 健康保険・厚生年金保険被保険者報酬月額算定基礎届
  • 労働保険年度更新申告

などは電子署名を省略することができます。

しかし、gBizIDプライムのアカウントの作成は、

  • 手続きが郵送で、登録までに1週間程度かかる
  • 印鑑証明書(法人の場合)または印鑑登録証明書(個人事業主の場合)が必要

ということで少し手間がかかります。

従って法人の場合も個人事業主の場合も、

  • 手間を掛けてgBizIDのアカウント登録をして電子申請の際の署名を減らすか
  • マイナンバーカードを使って申請の都度署名をするか

の選択になると思います。

 

 

 

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