税理士業の皆さんは、税理士事務所の売上の入力をどのように行なっているのでしょうか。
税理士や社会保険労務士のように顧問契約を結んで毎月顧問料を受け取るような場合には、売掛金の計上と回収の処理が毎月発生すると思います。
毎月、各顧問先ごとの売掛金の計上とその回収を会計ソフトに入力する必要があります。
税理士事務所が法人でなく個人事務所である場合で、顧問先が源泉徴収義務者であるときは、売掛金の回収の際に源泉所得税を差し引かなくてはなりません。
顧問先の数が多くなれば、資料を見ながらこれらを1件1件手入力していると時間がかかりますし、入力間違いも増えます。
(株)日税ビジネスサービスの報酬自動支払制度
私は顧問料の回収には(株)日税ビジネスサービスの報酬自動支払制度を利用しています。
報酬自動支払制度には、「POST 郵送型」と「e-NET ネット型」の2種類のサービスがあり、「e-NET ネット型」を選択すると顧問先への請求と回収の実績をCSVファイルでダウンロードすることができます。
このCSVファイルをExcelのマクロで加工して会計ソフト(JDLIBEX出納帳)に取り込むためのCSVファイルを作成します。
データに問題がなければ取り込みは文字通り一瞬で終わりますので、入力作業にかかる時間がかなり短縮できます。
NSS 日本システム収納(株)
私は利用したことはありませんが、日本システム収納(株)の集金代行サービスにおいても、同様に顧問先への請求と回収の実績をCSVファイルでダウンロードすることができるようです。電話で確認しました。
データの形式や内容を見てみないとはっきりとは言えませんが、恐らく(株)日税ビジネスサービスと同様に、会計ソフトへの取り込み用のCSVファイルを作成できるのではないかと思っています。
税理士業の方で、売掛金の計上と回収の入力に時間がかかっている場合にはお勧めのやり方です。