インターネットバンキングの保護と補償

インターネットバンキングを利用していますが、大変便利です。

・振込をするためにATMに並ぶ必要が無い

・24時間いつでも振込できる

・振込手数料が安い(又は条件によっては無料)

・残高がいつでも確認できる

といった利点があります。

会計ソフトを利用している場合には、預金の入出金のデータがCSV形式でダウンロードできるため、それを加工して会計ソフトに取り込むことも可能です。

<インターネットバンキング 預金の保護>

預金の保護については、インターネットバンクも預金保険機構に参加していますので、預金保険制度の対象であり、インターネットバンクが破綻した場合であっても、預金金額は1,000万円とその利息部分までが保証されています。(この点については一般の預金と同じ)

<インターネットバンキング 不正送金に対する補償>

「預金者保護法」という法律があります。正式名称は、

「偽造カード等及び盗難カード等を用いて行われる不正な機械式預貯金払戻し等からの預貯金者の保護等に関する法律」

といいます。第三者が

個人の口座について、

盗難カードや偽造カードを用いて、

CD・ATMより(機械払い)不正出金した場合が対象となりますので、

  • 盗難通帳を用いた対面手続きによる不正出金
  • インターネットバンキングの不正送金

はこの法律の対象外です。

このことについて、全国銀行協会が次のような申し合わせを行っています。(平成20年2月19日)

→ 預金等の不正な払戻しへの対応について

法人のインターネットバンクの口座については、この申し合わせでは補償の対象になっていませんが、その後全国銀行協会により次のような申し合わせがなされています。(平成26年7月17日)

→ 法人向けインターネット・バンキングにおける預金等の不正な払戻しに関する補償の考え方について

不正送金の被害については、場合によっては被害額の一部しか補償されないこともあり得る、ということになります。

インターネットバンキングをお勧めしたいですが自己責任です

インターネットバンキングの利用をお勧めしたいですが、上記の理由から積極的にはお勧めしていません。万が一の場合には自己責任になります。

もともとインターネットバンキングを利用しようと思ったのは、振込手数料を払いたくないからで、振込手数料が無料になるものを選びました。

今現在、仕事用に住信SBIネット銀行、家計用にイオン銀行を利用しています。また、子どものゆうちょ銀行の口座もゆうちょダイレクトを利用しています。

住信SBIネット銀行は、預金残高が300万円あれば、他の金融機関宛の振込手数料が月7回まで無料になります(「スマートプログラム」のランク3の場合。ランクは1から4まであります)。

イオン銀行は、他の金融機関宛の振込手数料が月5回まで無料になります(「イオン銀行Myステージ」のプラチナステージの場合。ステージはブロンズ・シルバー・ゴールド・プラチナの4つがあります)。

これだけ無料回数があれば、ほとんど振込手数料を払わなくてもいい状況です。

また、振込については、家賃の振込のように毎月決まった日に行うものについてはスケジュールの予約ができますので、自動的に振込がされます。振込に指定した日が休日だった場合は、休日の前に振込をするのか後に振込をするのか、ということも前もって決めておけます。

他の金融機関からインターネットバンキングの口座に入金することも前もって登録しておいて自動的に行うことができますので、インターネットバンキングでない口座からインターネットバンキングの口座への資金移動も無料で行うことができます。

ATMでの現金の引き出しについても、一般の銀行のATMでは曜日や時間帯によっては利用手数料がかかることがありますが、住信SBIネット銀行だと24時間365日無料で利用できます。(「スマートプログラム」のランク3の場合、月7回まで無料)

(この段落 2019/9/8 追記)

 

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