SUMとIFを使って表の中の要素を横方向に集計する

横方向の集計を行う計算式

Excelの表のデータを集計するときに、1行ずつのデータが並んで表になっていると捉えて集計しているので自然に縦方向の集計(同一の列に含まれているデータの集計)を行うことが多いです。

これに対して、例えば縦書きの給与明細が並んでいるような形式の表では項目ごとの集計は横方向の集計(同一の行に含まれているデータの集計)になりますが、集計がしづらいので表の縦横を入れ替えておいてから集計していました。

表の縦横を入れ替えないで、横方向の集計をする方法はないかと思って調べてみると次のような方法がありました。

300が表示されているI14セルに入力している計算式は、

=SUM(IF(B3:B12="項目_5",C3:H12))

です。これで横方向の集計ができます。すべての社員の項目_5のデータが集計されています。

同じ形式の計算式で、縦方向の集計もできます。

660が表示されているI15セルに入力している計算式は、

=SUM(IF(C2:H2="社員_5",C3:H12))

です。社員_5のすべての項目のデータが集計されています。

計算式の基本のかたち

135が表示されているI17セルに入力している計算式は、

=SUM(IF((C2:H2="社員_3")*(B3:B12="項目_3"),C3:H12))

で、これにより68と67が足されて135になっています。

このように列の条件と行の条件を「*」で組み合わせて集計することが基本になります。列や行のデータをすべて集計する場合には、列の条件で集計する場合には行の条件を、行の条件で集計する場合には列の条件を、それぞれ省略すれば良いことになります。

→ shukei_blog.xlsx

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