償却資産申告書の電子申告は、eLTAXのPCdeskというソフトで行っています。
JDLの「減価償却システム」にも償却資産申告書を作成できるメニューがあるのですが、「減価償却システム」で入力した「資産名」が償却資産申告書の「資産の名称等」に連動し、変更できないようです。
市町村によっては、「資産の名称等」として漢字やひらがなが使用できない場合があります。私が今回確認した範囲では北名古屋市では漢字が使用できますが、名古屋市ではPCdeskで「資産の名称等」に漢字を入力しようとすると、
「カタカナ、英大文字、数字のみ入力可能です。再入力してください。」
というメッセージが表示されます。
JDLの「減価償却システム」で償却資産申告書を作成した場合でも、「資産の名称等」に漢字が含まれていると「電子申告データ形式チェック」で
「eLTAXの提出先マスターの「明細カナ区分」が「1:カナ入力」となっている提出先です。」
「資産の名称等」にカタカナ、アルファベット(大文字)、数字、ハイフォン(−)、カンマ(,)、コロン(:)、セミコロン(;)、カッコ(())、及び全角スペース以外の文字が入力されています。」
といったエラーメッセージが出力されます。
「eLTAXの提出先マスタ−」というものを見れば各市町村の「明細カナ区分」がどうなっているのかわかるのかなと思い、JDLのサポートに電話してJDLのシステムのどこにそれがあるのかを聞いてみたのですが、eLTAXのポータルセンターの情報を参照していてシステム上持っている訳ではない、ということでした。
送付先の市町村によってJDLのシステムが使用できない場合があるので、仕事のやり方を統一するためにはすべての顧問先でeLTAXで償却資産申告書を作成することになります。
eLTAXのホームページで漢字が使用できるかどうか確認できます
eLTAXのホームページ に、
固定資産税(償却資産)申告書(種類別明細書)データ作成用 特定項目情報(2018.8.20以降適用)
というデータが掲載されています。タイトルをクリックするとCSVファイルがダウンロードされますが、「カナ・漢字区分」という項目で資産の名称等に漢字が使用できるかどうか判定できます。