以前のプログラムで「teraoka_shukei.xlsx」というファイルを作成しましたが、このファイルから弥生会計への入力用データを作成します。
- 売上を計上するデータ
- 売上金額を現金売上と売掛金（クレジットカード・paypay）に振替するデータ
- 現金売上の金額を預金口座に入金するデータ
の3つを作ります。仕訳で言うと、
1.が （借方）仮払金（貸方）売上
2.が （借方）現金（貸方）仮払金 又は
（借方）売掛金（貸方）仮払金
3.が （借方）預金（貸方）現金
となります。
今回は3.の現金売上の金額を預金に入金するデータの作成です。
プログラムのコードは以下の通りです。
import pandas as pd
import datetime
#Excelファイルの取り込み
df = pd.read_excel('teraoka_shukei.xlsx')
#記述しやすくするために列名を変更する
df.columns = ['A','B','C','D','E','F','G','H','I' \
,'J','K','L','M','N','O','P','Q','R','S','T','U','V','W']
j = len(df)
#入金のデータ作成
df_nyukin = pd.DataFrame(index=[i for i in range(j)]\
, columns=['A','B','C','D','E','F','G','H','I'\
,'J','K','L','M','N','O','P','Q','R','S','T'\
,'U','V','W','X','Y'])
#要素の転記
df_nyukin['A'] = 2000
df_nyukin['B'] = ''
df_nyukin['C'] = ''
#日付の形式を変更
df_nyukin['D'] = df['W'].dt.strftime('%Y/%m/%d')
df_nyukin['E'] = '普通預金'
df_nyukin['F'] = '岐阜信用金庫'
df_nyukin['G'] = ''
df_nyukin['H'] = '対象外'
df_nyukin['I'] = df['V']
df_nyukin['J'] = 0
df_nyukin['K'] = '現金'
df_nyukin['L'] = ''
df_nyukin['M'] = ''
df_nyukin['N'] = '対象外'
df_nyukin['O'] = df['V']
df_nyukin['P'] = 0
#備考欄に売上の日付を入力
df_nyukin['Q'] = df['O'].str[-5:]
df_nyukin['R'] = ''
df_nyukin['S'] = ''
df_nyukin['T'] = 0
df_nyukin['U'] = ''
df_nyukin['V'] = ''
df_nyukin['W'] = 0
df_nyukin['X'] = 0
df_nyukin['Y'] = 'no'
#現金の売上金額が0である行をリストにする
df_drop = df_nyukin[df_nyukin['I'] == 0]
#売上金額が0である行を削除してDateframeを更新する
df_nyukin.drop(df_drop.index,inplace = True)
#csvファイルに書き込み
df_nyukin.to_csv('py_nyukin.csv',encoding = 'cp932'\
,header = False,index = False)
teraoka_shukei.xlsをいったんExcelで開いて、W列に入金日を入力した後で行う処理です。
W列に日付を入力する際に、例えば”4/3″と入力すると、Excelのデータとしては”2020/4/3″といった内容のデータになります。
これをPythonのDataframeに取り込むと、データの内容が”2020-04-03″といった内容に書き換わってしまうようです。
それを弥生会計のCSV入力用のデータの形式に合わせて”2020/04/03″という内容に書き換えています。年月日を区切る記号の ”-“ と ”/” の違いです。