山下明宏(2018)『小さな会社を強くする会計力』幻冬舎新書
を読んでいると、記帳代行について書かれている部分がありました。
そこでは、証憑書類から会計データを作成することが「起票」であり、そのデータを元にして決算書・仕訳帳・元帳を作成するのが「記帳」である、とされています。
ですので、この定義に従うと、税理士等が「記帳」を代行する場合であっても、「起票」は税理士等が代行できないので、事業者の側で行わなければならないことになります。
これまでは、そこまで厳密に「記帳」という言葉について考えたことはありませんでした。
実際には、会計ソフトを使用する場合、証憑書類に従ってデータ入力をしただけで、貸借対照表・損益計算書・仕訳帳・元帳などが内部的に作成されてしまいます。